贈り物 「兄弟 in お風呂」

「おーう、悠介ぇ。風呂入ろうぜ!」
 いきなり兄ちゃんが風呂に誘ってきた。
 まあ、ちょくちょく一緒に入るし別にいいんだけど……。ていうか嬉しいけど……。明日は小テストがあるとか言ってなかったっけ? 二人で入るとそれなりに長風呂になるんだけどな……。大丈夫なのかな?
「いいけど、兄ちゃん大丈夫?」
「ん? あ、テスト? まあ、なんとかなるだろ。勉強してたら煮詰まっちまってさ。風呂でストレス解消ってことで」
 兄ちゃんがおどけて答える。僕は、少し苦笑すると着替えを取りに部屋に戻った。

「ふー、いい風呂だぁ」
 兄ちゃんが気持ちよさそうに湯船に浸かってる。
 僕の家の風呂はかなり大きいんで、僕と兄ちゃんが悠々と一緒に入れたりするんだよね。そこは親に感謝。
「悠介、筋肉が太くなったな」
 兄ちゃんが僕の胸あたりを見ながら言う。
「そ、そうかな……」
 僕は自分じゃあんまり実感できない。自分で自分の胸に触ってみるけど、そんなに変わったように思えなかった。
「それより、兄ちゃんの方がすごいよ。全然追いつけないもん」
 僕が言うと、兄ちゃんが少し身を乗り出してきた。
「比べてみっか?」
「え?」
 何を言っているのか理解できずにいると、兄ちゃんが僕の右腕を取って自分の胸の方に持っていく。
「ほら、自分のも触ってみろよ」
 そう言いながら、僕の右手を自分の胸に押しつけた。
 柔らかい、けどしっかりとした肉の感触。兄ちゃんの筋肉は何度も触ったけど、やっぱりすごいって思う。前に触ったときよりもさらに発達したって感じだし。それに比べて左手に感じる自分の胸は、やっぱり貧弱だ。
「やっぱ、まだまだだよ、僕のは」
 そう言うと、兄ちゃんが「そうか?」って顔をして、無造作に僕の胸に触ってくる。
「んー、やっぱり結構でっかくなってるじゃん」
「でも、兄ちゃんの方が……」
「そりゃそうだって。そう簡単に悠介に追いつかれたんじゃ、兄貴としての立場がねえからな」
 そう言って兄ちゃんがニヤリと笑う。
 と、次の瞬間、僕の胸を兄ちゃんが強く掴んだ。
「んっ!」
 僕は思わずビクッとなって反応してしまう。
「へへ。結構、感度も上がってきたか?」
 そう言いながら2、3度グイグイと僕の胸を揉む。手のひらで乳首を押しつぶすようにしてる揉んだから、中心には鋭く、その周囲にじんわりとした快感が広がっていく。
 と、すぐにその快感は途切れた。
「ははっ。こんなことしてたら、またこの前みたいにのぼせちまうな。身体洗うぞ!」
 そう言いながら兄ちゃんが勢いよく湯船から出る。
 そう、前にも同じようにして、風呂の中でお互いの身体を触り合いっこしてて、興奮して最後まで……、なんてことがあった。おかげさまで二人とも、すっかりのぼせ上がっちゃって、母さんを心配させちゃった。だから、兄ちゃんはここで止めたんだろうけど……。ちょっと蛇の生殺しってやつ? チンコが熱を持って固くなり始めたってのにさ。
 でもしかたがない。僕も湯船から出た。
 兄ちゃんが座って髪を洗ってる。
「兄ちゃん。後で背中、流そうか?」
 僕が言うとシャンプーが目に入らないように目をつぶったまま兄ちゃんがこちらを向いた。
「ああ、頼むわ」
 その返事を聞きながら僕も髪から洗い始める。
「ぷふう」
 お湯をかけるジャバって音がして、兄ちゃんが気持ちよさそうな声を出してる。髪を洗ってるから見られなかったけど、頭を振って髪に着いた滴を払ってるんだろう。隣にいる僕の所にも滴が飛んでくるのが分かった。
 僕もすぐにお湯を頭からかぶると、ざっとタオルで拭いて兄ちゃんの方を見る。
 兄ちゃんは、スポンジに石けんをなすりつけてるところだった。
「じゃ、背中流すね」
 僕が言うと、兄ちゃんは嬉しそうに笑ってスポンジを渡してくれる。
「おう。目一杯こすってくれ」
「うん!」
 兄ちゃんは皮膚も頑丈で、僕がどんなに力を入れてこすっても平気な顔してるんだよね。僕だったら、ヒリヒリしちゃって我慢できないってのに。
 くっそぉ。僕が兄ちゃんに勝てることってないのかな……?
 そんなことを考えながら、力を込めて兄ちゃんの背中をこする。
「んー……」
 また気持ちよさそうな声を出す兄ちゃん。
 僕は一通り背中をこすり終わると、兄ちゃんの背中をマジマジと見つめる。
 胸や腹もすごいけど、背中だって、ちゃんと釣り合いが取れるように鍛えてるんだよね。すごいよなあ……。
 僕は直接手で兄ちゃんの背中に触る。
 一瞬だけ兄ちゃんがびくっとしたけど、何も言わず動かない。
 僕はゆっくりと手を動かして兄ちゃんの筋肉を探る。
 広い背中だなあ……。なんて考えながら背中をさすっていると、この逞しい背中にチンチン押しつけてこすったら、気持ちよさそうだなあ、なんてエロい考えが頭に浮かんでくる。
 僕の手は、自然に脇の下をくぐって胸の方に伸びる。
 さっきみたいに、兄ちゃんは僕の胸をいじってからかうけど、兄ちゃんだって、乳首が結構感じるってことは、最近ようやく分かったんだ。
 だから、たまには僕が……、なんて考えて、手が兄ちゃんの逞しい大胸筋に伸びる。
「悠介……?」
 兄ちゃんが何か言うけど、僕はせっぱ詰まっていて、無言のままだった。
 手が逞しい胸に乗った乳首を探り当てる。そんな体勢になると、当然のごとく僕のチンチンは兄ちゃんの背中に押しつけられることになった。もちろん、興奮してしまっている僕のチンチンはカチカチに固くなってた。
「何、興奮してんだ……んっ!」
 からかおうとしていた兄ちゃんの声が、いきなり途切れる。
 そう、僕の指が兄ちゃんの乳首をつまんだんんだ。
 僕よりも少し大きめで、摘みやすいそれは、すぐに充血して固くなってくる。こんなところはチンチンと同じなんだよなあ。
 僕はそんなことを考えながら、兄ちゃんの乳首を引っ張った。
「んっ!」
 胸がテントみたいに張り出すまで強く引っ張る。前は、こんなことしたら痛くてしょうがないんじゃないかって心配だったけど、これが気持ちいいんだって知ったのも最近のこと。
 引っ張ったまま、適度な力で乳首を潰してグリグリと捻るようにしてあげる。
「ん……、くっ!」
 押し殺した兄ちゃんの声。すげえ、セクシーだ……。
 見れば、兄ちゃんのチンチンも勃起してきてる。
 僕は興奮して、訳が分からなくなって、兄ちゃんの背中にチンチンをグリグリと押しつけながら、さらに強い力で乳首を押しつぶしてあげる。
「くぅっ!」
 少し兄ちゃんがのけぞって甘い声を上げる。
 なんか、兄ちゃんを感じさせてあげてるんだって思うと、すげえ嬉しい。
「兄ちゃん、兄ちゃん!!」
 僕はうわごとのように言いながら、兄ちゃんを気持ちよくさせ続けた。
 でも、僕が主導権を握れたのはここまで。
「え!?」
 いきなり兄ちゃんの手が、僕のチンチンを握りしめた。
「弟にいいようにやられたんじゃ、兄貴としての立場がねえからな」
 総兄ちゃんが言った次の瞬間、僕は振り向いた兄ちゃんにガッチリと抱きしめられていた。たったいままで、向こうを向いて、気持ちよさそうにあえいでたのに……。早業すぎっ!
「あ、あの……」
 僕は何か言おうとしたけど、何を言っていいのかわからなかった。けど、そんな心配は必要なくて、兄ちゃんがいきなり唇を塞いでしまった。
「んーっ!!」
 最初から全開のキス。ていうか、それはキスなんてもんじゃなくて、ベロで僕の口を犯すって感じだった。
 口の中の粘膜が、兄ちゃんのベロでくすぐられる。そうかと思うと、僕のベロが強く吸われて、かるく噛まれる。
 僕はそれに対応しようと頑張ったけど、どうにもならくて……。
「へへっ! キス位でメロメロになってるんじゃ、まだまだだな」
 兄ちゃんが言う通り、ようやく口を離してくれた頃には、僕は頭の中が真っ白になって、ただただ、兄ちゃんを見ていることしかできなかった。
「あ……」
 僕は、兄ちゃんが離れるのが嫌で、抱きついてしまう。
「ったく、悠介は甘えん坊だなぁ……」
 そう言いながらも、兄ちゃんは僕を受け止めてくれた。
 もちろん、ただ抱いてくれるだけじゃなくて、その指は僕の感じる場所を探るようにしてたけど。
「ま、今日はいい線行ってたぜ。次も頑張れよ」
 耳元で兄ちゃんはそんなことを言っている。
「うん……」
 僕がうなずいた瞬間、兄ちゃんの指が僕のお尻に襲いかかる。
「あうっ!」
 自分の意志でなく、身体がブルブルって震えてしまう。多分、兄ちゃんの指は僕の中に第1関節くらいまで埋まってる。
「チンコもずいぶん剥けるようになったな」
 お尻の指を微妙に動かしながら、反対の手で僕のチンチンを握る。確かに前に比べると、大きくなったときに先っぽが顔を出すようになったけど、兄ちゃんの迫力あるチンチンに比べると……。
「でも……、兄ちゃんの方が……。あうっ!」
「ったりめーだっての。ほら、気持ちいいだろ?」
 お尻とチンチン、両方同時に責められて、僕の意識が白く濁ってくる。
「あ……、あうっ!」
 最後に、兄ちゃんは、僕のおっぱいにかぶりついてきた。
 少しだけ張り出した大胸筋に噛みついて、ベロで乳首をつついてる。
「あ……! あんっ! う……! うわぁっ!」
 僕は情けない声を出してあえぐことしかできない。
 あーあ、結局、兄ちゃんにいいようにオモチャにされちゃうんだな、僕……。

 1時間後。兄ちゃんと僕は、たっぷり風呂の中で楽しんだけど、すっかり湯あたりしてしまった。僕は寝るだけだから良かったけど、テストがあるはずの兄ちゃんは、結局赤点になっちゃって、色々大変だったらしい、ってのは後で聞いた話。