贈り物 「レッカ」

 それは、ある天気の良い昼下がりのことだった。
 テッシンのねぐらで、部屋の主であるテッシンとレッカが呆然としていた。
「な、なあ……。お前、実は大きかったのか?」
「……いや、んなことねえ。オレもこんなこと初めてだ」
 テッシンの問いかけに、レッカが自分の身体を見つめて答える。
「じゃあ、やっぱり」
「多分、さっきの気が……」
 二人はそう言って、黙り込む。

 事は少し前のことだった。
 いつもの通り、テッシンの修行にちょっかいを出しに来たレッカだったが、今日は二人の気を合わせてみようということになった。
「ふんっ!」
 テッシンが全身に力を込めて気を練り、両手に集める。全身の筋肉が緊張し、まるで巌のようだ。
「はぁっ!」
 レッカも炎の気を最大限に燃え上がらせ全身に纏う。
「いくぞ!」
「おう!」
 二人は声を掛け合い、練った気を放出する。白いテッシンの気と赤いレッカの気が、二人の間でぶつかり合い溶け合って濃密な力を持った塊に変化する。
「おお、成功じゃん」
「へえ。テッシンとオレって相性いいのかな」
 レッカが笑って言う。
「かもな。これ、相当の力を持ってるぜ。足し算じゃなくてかけ算で力が増してるみてえだ」
 テッシンが感心したように言う。
「なあ、これ、オレが貰ってもいいか」
 レッカが言うと、テッシンは気軽にうなずいた。
「ああ、いいぜ。これだけの気だ。かなりの効果があるだろ」
「サンキュ!」
 軽く礼を言ってレッカが空中にとどまっている気に触れ、目を閉じる。
 気は急速にレッカの中に吸い込まれ、レッカの身体が青白く光った。
 と思ったそのときだった。
「な、なんだ!?」
 レッカの出す光が急激に強く大きく膨らんだのだ。
「レッカ! 大丈夫か!?」
 光でよく見えないため、テッシンが心配したように叫ぶ。
「くうっ!」
 苦しそうなレッカの声。
 だが、それもすぐに収まった。後に残されたのは……。
「レッカ……?」
「えと、オレ……?」
 テッシンと同じ位に大きくなったレッカがそこにいたのだった。

「しかし、これならできるじゃん」
 とりあえずパニックになりかけていたレッカも落ち着いたところで、テッシンがそう言ってニヤッと笑った。
「できるって、何をだよ?」
 訝しそうにレッカが言う。
「こういうこと!」
 テッシンはそう言いながら、レッカの股間をそっと握る。
「お、おいっ! 何考えてんだよっ!!」
 レッカが驚いてテッシンの手を振り払おうとするが、その程度ではテッシンはびくともしない。ニヤニヤ笑いながらレッカの股間を揉み続ける。
「レッカは小さいから、一緒になれねえじゃん。これなら、俺のを受け入れられるだろ?」
 テッシンの指が伸びてレッカの尻を探る。
「ば、ばかやろ!」
 真っ赤になって抗議するレッカ。
 しかし、レッカの身体からは次第に力が抜けていくのがテッシンに伝わる。
「いつもは、レッカが俺のチンコを気持ちよくしてくれてるからな。今日はそのお返しだ」
 テッシンはそう言いながら、手早くレッカのズボンを脱がす。ブルンと音を立てて、膨らみきったチンコが飛び出してきた。
「や、やめっ!」
 驚いて股間を隠そうとするレッカの手はテッシンに振り払われてしまう。
「まあ、同じ位の大きさだから、俺がレッカのチンコに抱きついてしごいてやるってわけにはいかねえけどな」
 ニヤニヤと笑うテッシン。だが、その指は器用に動いて、レッカのチンコと尻を刺激する。
「あっ! ああっ!」
 レッカは、テッシンの腕を掴んではいるが、もう振り払うことなどできず、ただ快感を我慢するために必死にしがみついているようだった。
「へへ。指でほじったときも気持ちよさそうだったよな。今日は、俺のチンコで気持ちよくしてやるよ」
 そう言いながらテッシンは、指をレッカの中に潜り込ませる。
「うぅっ! あうっ!!」
 気を飲み込んで高ぶっていることもあるのか、いつにも増してレッカは敏感だった。指を差し込まれただけで、全身を震わせている。
「うわ、すごく熱いぞ、レッカの中」
 嬉しそうにテッシンが言う。
「オ、オレで遊ぶんじゃねえ!」
 レッカが文句を言うがテッシンは平気な顔でレッカの中をかき混ぜ続ける。
「そろそろいいだろ。いくぜ」
 テッシンはそう言いながら指を引き抜き、レッカの腰をしっかりと握る。
「な、何を……」
 不参そうなレッカにニヤッと笑いかけると、テッシンは自分の道着からチンコを取り出す。
「もちろん、これで気持ちよくしてやるってこと」
「くっ!」
 レッカは反射的に逃げようとするが、片手であってもテッシンの力から逃げることはできなかった。いや、本気で逃げようとしなかったというのが正しいだろう。何しろ、レッカのチンコはいまや最大限に膨らんで、トロトロと粘っこい汁をその先端から溢れさせる位に感じていたのだから。
「少し我慢な?」
 テッシンが心持ち優しげな表情で言う。
「……!」
 レッカが唇を噛み、目をつぶって衝撃に備える。
「ぐあっ!!」
 だがその準備も無駄だったようだ。テッシンが一気にレッカを貫いたとき、会心の一撃を食らったときのような悲鳴がレッカの口から漏れてしまった。
「すげえ。熱くて気持ちいいぜ」
 テッシンが気持ちよさそうな声で言う。
「うう……。す、少しは遠慮しやがれっ!」
 テッシンに貫かれ、もはや抵抗のできないレッカだが、憎まれ口を叩くことは忘れない。
「まあ、まあ。本気で気持ちよくしてやるからさ」
 そう言うとテッシンは、腰を動かすだけでレッカの中をかき混ぜ始めた。
「うっ! あうっ! なんだ、これっ! すげえ……。指と全然違う! はうっ!」
 レッカがうめき声を上げる。全身から力が抜け、必死にテッシンの腹筋につかまって倒れないように耐えるのが精一杯だった。
「レッカも気持ちいいだろ? オレも最高に気持ちいいぜ」
 わずかに額に汗を滲ませてテッシンが言う。レッカはその言葉にうなずきながら、いつしか自分で腰を動かしていた。
「お、積極的になってきたじゃん」
 からかうように言うテッシン。だが、レッカはそんなテッシンをちょっと睨むだけで、腰の動きを止めることはなかった。
「うるせ! お前ばっかやりたいようにしてるんじゃ不公平だろ!」
 憎まれ口を叩くレッカ。
 しかしそれも、鈴口から先走りを飛び散らせているチンコをテッシンがギュッと握るまでのことだった。
「あっ!?」
「へへへ。じゃあ、もっと気持ちよくしてやるよ!」
 テッシンが微妙な力加減でレッカのチンコをしごく。
「あ、やめ……。まずい、まずい! そこ、ダメだっ!」
「ほら、いきそうだろ? いっちゃえ、いっちゃえ!」
 テッシンが嬉しそうにそう言いながらしごき続ける。それは、尻に突き刺さったテッシンのチンコからの刺激と一緒になって、レッカの限界をあっという間に超えてしまった。
「で、出る! 出る、出るよっ!」
 鼻にかかるような甘い叫びを上げて、ついにレッカが精液を噴出する。
「あっ! あっ! ん……! すげっ!!」
 痙攣するたびに、大量の精液が飛び出し、テッシンの身体を汚していく。
「くう! すげえ。俺もいくぞ!」
 テッシンが目をギュッと閉じて、レッカの奥深くにチンコを突っ込むと、射精を始める。
「あ……、う……。すげえ、熱い……」
 レッカが呆然とした表情で言う。
「ふう……。俺も気持ちよかった」
 そう言いながらテッシンがサッパリとした表情で笑う。
「もう、いいだろ? 抜けよ」
「え? ああ……。んー、でも、まださ……」
 テッシンのチンコは、射精したにもかかわらずまだ固いままだ。
「もう十分だろうがっ!」
 くわっと吠えるレッカ。
「でも、レッカのチンコもまだ大きいまんまじゃん」
 白い精液で汚れたチンコは、テッシンの言う通りまだ大きく膨らんだままだ。
「こ、これは……っ!」
「な、もう一回やろうぜ」
 そう言うと、体中に飛び散ったレッカの精液をそのままに、テッシンが腰を動かし始める。
「ま、待てってば! じゅ、準備ってもんがっ!」
「いいから、いいから」
 テッシンに責められると力が抜け抵抗できなくなるレッカだった。

 ちなみに、この後レッカは、吸収した気を使い切って身体のサイズが元通り小さくなるが、それまでの半日間、ずっと犯され続けたことを付記しておく。
 絶倫なのはどちらだったか。それは言うまでもないだろう。