贈り物 筋肉兄弟SS

「兄ちゃーん、なにー?」
 僕が兄ちゃんの部屋に入ると、タンクトップ姿の兄ちゃんが振り向いた。
「お、来たか。トレーニングを手伝ってもらおうと思ってさ」
 兄ちゃんが笑顔で言う。
 兄ちゃんの趣味は筋トレなんだ。ダンベルとかエキスパンダーとか、トレーニングの道具が部屋中に所狭しと散らかってる。トレーニングの本とか雑誌も一杯。
 そんな兄ちゃんにあこがれて、僕も一生懸命トレーニングしてるけど、兄ちゃんには全然かなわない。兄ちゃんはおなかもバキバキに割れてるし、腕や足は僕なんかよりも一回り以上太い。胸になんか女の人と比べても見劣りしないほど膨れてるんだ。すごいなあって思っちゃうよ。
 でも、兄ちゃんのトレーニングを手伝うのは初めて。いつも一人で黙々とやってるから、手伝ってくれって言われて僕はちょっと嬉しかった。
「腕立て伏せやるからさ、背中に乗ってくれよ」
「え? う、うん。いいけど……」
 僕はちょっとビックリ。僕だってそれほど軽い訳じゃないのに、大丈夫なのかな?
「ウエイトが足りなくてさー。学校でベンチプレスやればいいんだろうけど、面倒だしな」
 兄ちゃんはそう言って笑うと、さっさと腕立ての体制になってしまう。足を踏み台の上に乗せててるから、それだけでもきついはずなのに。
「頼むぜ」
 兄ちゃんが顔を横に向けて言う。
「うん」
 僕は素直に兄ちゃんの上に馬乗りになった。
「くっ……。ん……、大丈夫だ」
 表情は見えないけど、少し苦しそうな感じ。本当に大丈夫かな?
 僕がそう思っていると、身体が沈み込んだ。
「いーち!」
 兄ちゃんがゆっくりと腕をまげてまた戻していく。曲げたとき、腕の筋肉がグワッて膨れあがってものすごい力が入ってるのが分かる。
「にー! さーん! しー!」
 兄ちゃんは、同じペースで腕立て伏せを続ける。
 見る間に兄ちゃんの背中にや腕に汗が溢れてくる。
 10回を3セット。それをやり終える頃には、さすがの兄ちゃんも汗みどろになって、辛そうな表情になっていた。
「ふう。やっぱ、ウエイトかけると、効きが違うぜ。サンキュ!」
「ううん。大丈夫だよ。でも、兄ちゃんすごいよねえ」
 僕は素直に思ってることを口にしてしまう。
「へへー。まだお前にゃ負けられねえしな」
 そう言って、兄ちゃんが力こぶを作る。
「僕も頑張ってるつもりだけど、全然太さが違う……」
 僕も力こぶを作ってみるけど、やっぱり兄ちゃんとは太さが全然違う。
「胸もすごいよねえ」
 兄ちゃんの大胸筋は、タンクトップの上からも分かるくらいに盛り上がってる。
「ん? 触ってみるか?」
 兄ちゃんが笑って言う。
「うん!」
 僕は思わず答えていた。前から触ってみたかったんだよね。
 兄ちゃんがタンクトップを脱ぎ捨てて胸を晒す。汗で濡れた腹と胸を見て、僕の心臓がドクンって大きく鼓動した。なんでだろ……?
 僕は恐る恐る兄ちゃんの胸に腕を伸ばす。
「ほら、遠慮するなよ」
 兄ちゃんは、そんな僕の腕をつかむと、自分の胸に押し当てた。
「うわっ……。思ったより柔らけえ……」
 もっと硬いかと思ってたのに、兄ちゃんの胸はかなり柔らかかった。でも、押すと強い力で押し返される感じ。やっぱ鍛えられた筋肉だなって思う。
「こんなこともできるぞ」
 そう言うと、兄ちゃんが腕を少し動かして、ふんって感じで力を入れる。
「うわっ!」
 僕は思わず声を出してしまった。兄ちゃんの胸がビクって動いたんだ。
「すごい!」
 僕は大興奮。
 テレビで、ボディビルをやってる人が、胸の筋肉をビクビク動かしてるのを見たことあるけど、兄ちゃんもできるなんて。
「ほれ、どーだ?」
 そう言いながら、兄ちゃんはビクンビクンと胸の筋肉を動かす。僕は興奮したままベタベタと兄ちゃんの胸を触り続けた。
「兄ちゃんの胸、女の人とは違う、筋肉のおっぱいだね」
「はははっ。そうかもな」
 調子に乗って兄ちゃんは、胸を動かし続けてる。ほれほれって感じ。
「すっごい!!」
 なんか僕は鼻息を荒くしてしまっていた。本当に女の人のおっぱいに触るオヤジみたいだ。
 ひとしきり僕は兄ちゃんのおっぱいを味わった後、手を離した。
「なあ?」
「え?」
 上半身裸になった兄ちゃんがニヤって笑って僕に迫ってくる。
「お前のおっぱいも見せろよ」
「え? ええっ!?」
 僕が焦っていると、兄ちゃんは僕のタンクトップに手をかける。
「ぼ、僕のは兄ちゃん見たく動かせないよ……」
 必死で抗議するけど、兄ちゃんは気にした様子もない。
「いーから、いーから」
 なんていいながら、あっという間に僕のタンクトップを脱がしてしまう。
「うう……」
 僕としては、色々と恥ずかしい。上半身とはいえ裸を兄ちゃんに見られてるってのもそうだし、すごく逞しい兄ちゃんと違って僕の裸は貧弱なんだもん。でも兄ちゃんはすぐに僕の肩に手を回すようにして、おっぱいに触ってきた。
「おお、結構筋肉ついてるじゃん」
 そう言いながらペタペタと兄ちゃんが手が僕のおっぱいを触りまくる。
「……」
 僕は硬直してしまって動けない。
 だって、兄ちゃんに触られるたびに、おっぱいが気持ちいいんだもん。
「お、こっちもでっかくなってきたな」
 そういいながら、兄ちゃんが僕のパンツに手を突っ込んできた。
「え? あうっ!」
 チンコを握られちゃった……。
「へへへ。いい乳してんじゃねえか」
 そんなことを言いながら、右手は僕のおっぱいを揉みはじめ、左手は僕のチンコをグニグニをいじってる。
 兄ちゃん、本当にスケベなんだ。「センズリ」ってのを教えてくれたのも兄ちゃん。最初はすごく恥ずかしかったんだけど、男になるためには一杯センズリしなきゃダメだって言われて、毎日やってる。
 時々、兄ちゃんがセンズリをコーチしてくれることもある。その時は、僕が兄ちゃんの、兄ちゃんが僕のチンコをいじるんだ。どうやっていじると気持ちいいかとか、どうやったら長持ちさせることが出来るかとか、そんなことを教えてくれる。
 でも今日は違った。
 兄ちゃんのチンコも大きくなっていることは、僕のお尻に硬いものがあたってるんでわかる。けど、兄ちゃんは一方的に僕のチンコを触ってくるだけだ。
「乳を揉むと、チンコもでっかくなるなあ」
 兄ちゃんが意地悪そうな声で僕に言う。
「だ、だって……!」
 僕は悪いことをしてるみたいな気分になって、思わず兄ちゃんに言い返してしまう。
「ん? 違うってのか? ほら、こうして揉むと……」
「はうっ!」
 兄ちゃんの手が僕のおっぱいをぎゅっと握ると、ツーンとした気持ちいいものがおっぱいから身体の中を走り抜けていく。
「ほれ、チンコがビクってなって濡れてるぞ?」
 そう言って兄ちゃんがパンツから手を出して僕の目の前に突きつける。
「わかるか? すげえ濡れてるんだぜ?」
 兄ちゃんの言うとおり、僕のチンコはだらしなく汁を出しちゃったみたい。兄ちゃんの手が僕の吐き出した汁で濡れてる。
「うう……」
 僕は言い返すことが出来ない。
 兄ちゃんはニヤッと笑うと、もう一度僕のパンツに手を突っ込んだ。
「今日は、おっぱいで感じることを覚えようぜ」
 耳元で兄ちゃんのささやくような声が聞こえる。
 僕は、コクリとうなずくのと一緒に、チンコをビクってふるわせていた。